病気の概要

直腸がんとはどのような病気か。

直腸がんとは、その名の通り、直腸にがんが発生する病気です。 直腸は、大腸の一種であり、盲腸から始まり、上行結腸、横行結腸、下行結腸、S状結腸をへて肛門へ繋がる部分を指しています。 大腸の役割は、消化吸収された内容物をため、水分を吸収することです。水分を吸収された内容物は、肛門より便として排泄されるのですが、直腸がんが発生することにより、排出することができなくなったり、少量ずつの排出となったり、排出時に出血がみられたりという症状が現れます。 近年、直腸がんを含む大腸がんは、増加傾向にあります。これは、食の欧米化による食生活の変化により、動物性脂肪の摂取量が増加したことが、原因ではないかと考えられています。

治療方法の変化と予後について

直腸がんの治療は、手術療法が主となります。がんの浸潤度や、大きさ、発生した部位により手術方法が決定されます。早期のがんであれば、内視鏡による切除術の適応となります。身体への負担が軽く、入院期間も短くてすむのが特徴です。がんの浸潤度が深い場合には、開腹手術による治療が行われます。広がりが限られた物の場合はその部位のみを切除する、直腸局所切除術。ある程度広がっていた場合には直腸とリンパ節を切除し、残った直腸と結腸を繋ぎ合わせる、前方切除術を行います。がんが肛門に近い場合には肛門も一緒に切除することがあり、これを直腸切除術といいます。肛門の代わりに腹部に人工肛門を造設します。近年では、医療技術の進歩により、人工肛門を作らない手術が一般的となってきました。 直腸がんおよび大腸がんは、他のがんと比べて、生存率が比較的高い疾患です。早期発見、治療によりさらに生存率は高まるので、検診をしっかり受け、備えることが大切です。

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